税関は、日本の輸出入貨物についての書類審査と貨物検査を行う役所です。
具体的には、「社会悪物品」(覚醒剤、大麻等の違法薬物・拳銃等の武器類等)の密輸入を水際でくい止める役目を担います。また最近では「金」について輸入する際に税関に申告せずに、本来なら納めなければならない消費税を納税せずに国内へ持ち込もうとする事案が多発していますので、これらに関する取り締まりを行っています。
沖縄では、那覇空港の国際線エリア、那覇港で旅客の手荷物検査、外国から入ってくる貨物船に積載されてくる貨物や国際郵便で到着する郵便物の検査、監視艇や車を使って海上と陸上のパトロール、その他貿易に関する統計作成を行っています。
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人や物の行き来が多くなる年末において、社会悪物品の密輸リスクが高い時期として取締を強化することとしました。
12月4日(水)から12月13日(金)まで、「令和6年・年末特別警戒」として、空港や港における輸出入貨物検査や、国際郵便物、出入国旅客の検査等を強化しています。
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沖縄地区税関 監視部長 新垣修さん
【県民の皆さまへ】
税関では、不正薬物等の密輸に関する情報をお寄せいただく電話での窓口として「密輸情報ダイヤル 0120-461(シロイ)-961(クロイ)」を設けています。“外国から不正薬物を密輸しているという話を聞いたことがある”“漁港に見慣れない人がいた、普段は無い怪しい船や車が停まっている”“日本へ帰国する際に荷物を預かってほしいと頼まれた”“外国から送られてくる荷物を預かってもらいたいので、住所を教えてほしいと頼まれた”など不審な話や情報がありましたら、些細なことでも結構ですので沖縄地区税関に情報を提供していただきますようお願いします。
不正薬物等の密輸を水際で阻止するという取り組みには、皆さんのご理解とご協力が大きな力となりますので、どうぞ宜しくお願いいたします。